お寺観光に京都へ
こんにちは!福知山市の工務店HORI建築 スタッフ藤居です。
今週の水曜日にカメラ片手に京都へお寺観光に行ってきました!
この日の天気は雨だったのですが、雨の日の観光は割と好きです(笑)。理由は後ほど…
今回行ったのは、「仁和寺」と「龍安寺」。
【仁和寺】
まずは仁和寺へ向かいました。
仁和寺は仁和4年(888年)に創建された寺院で、現在は真言宗御室派の総本山になっているとのこと。
また、毎年秋に開催される将棋の竜王戦では第2局の開催地になっているそうです。
仁和寺は初めて行ったのですが、庭がきれいに整備されていて日本の社寺建築ならではの深い軒が室内と庭とのつながりを感じる心地よい空間になっていました。
この日は、部分的に改修工事がされていて全部は見ることはできませんでしたが、また行きたいと思える寺院でした。
【龍安寺】
つづいて仁和寺から歩いて5分程度のところにある龍安寺に向かいました。
龍安寺と言えばあの有名な石庭ですよね。^ ^
こちらは以前にも何度か訪れたことがありますが、何度見ても美しいです。
この石庭は建物の南側にあり、白石が敷き詰められた庭と深い軒と広い縁側による影が内外で明暗の対比が生まれ、美しい空間になっています。(写真1枚目)
また、写真2枚目は石庭の反対側、つまり建物の北側です。こちらも庭になっているのですが、北側の庭も美しいですよね。
住宅の計画で庭を計画する際、南側に考えることがほとんどですが、敷地の環境などにより南の庭が難しい場合北側の庭をご提案することもあります。
北側は暗い・湿気がたまるというマイナスな印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は北側に庭を持ってくると植物の葉が太陽の方角(南)を向くため、植物が一番きれいに見えるんです。
薄暗さは、落ち着いた雰囲気になりますし、湿気は、風を抜く計画をすれば解決できますので、北側の庭も大変魅力的だと思います。
今回の京都旅は建物と庭の深い関係に改めて気づかされる旅になりました。
最後に雨の魅力を少しお伝えします。
まずは、音です。静かな空間ほど滴る雨の音が心地よく耳に入ってきます。
龍安寺石庭にたどり着くまでの道中でも雨が木々の葉っぱに当たる音でつつまれ、普段より落ち着いた雰囲気に癒されました。
また、写真を見ていただければわかるように雨の日は空からの光がぼんやりしたものになり、内外の明暗に美しいグラデーションができます。
これが私が雨が好きな理由です。
雨の日だとテンションを落とさず雨だからこそ楽しめるものにフォーカスしてこれからも旅を楽しんでいこうと思います。
藤居