DIYでできる!屋外木部の簡単塗装ガイド
こんにちは。福知山市の工務店 HORI建築 スタッフの山口です。
「せっかく作ったウッドデッキが、日焼けで色が変わってきた…」
「雨風にさらされて、木が傷んできている…」 そんな悩みをお持ちではありませんか?
屋外の木部は、紫外線や雨風、温度変化によって、色あせやひび割れなどが起こりやすく、定期的なメンテナンスが必要です。
しかし、プロに依頼するのは費用がかかるし、自分でやってみたいけど、どうすればいいかわからない…という方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな方に向けて、浸透性塗料を使った屋外木部の簡単塗装方法を解説していきます。
DIYで挑戦してみたい方は、ぜひ参考にしてください。
塗料の種類
塗料の種類には、造膜型と浸透型の大きく2種類がありますが、基本的には 浸透型塗料を使用します。
造膜型塗料は膜を張る為、耐久性がとても優れていますが、木の風合いはなくなり、一度中に入った水分が逃げにくいので、ひびが入ったりするとその後の劣化が早くなり、修繕の手間も大きいです。
一方、浸透型塗料は、木材の内部に浸透し、木の風合いを生かしたまま、木の呼吸を妨げずに保護する塗料です。耐久性は劣りますが、次の塗り替えも容易に行えます。
塗装の手順
1.清掃をします。
塗る面のゴミやほこりをボロ布やタワシを使って除去、清掃してください。
カビやペンキ、ニス、ワックスなどの旧塗膜は、サンドペーパーなどを使ってよく落とし、汚れは水で洗うか水拭きしてください。
水洗いの後、なるべく木材を乾燥させてください。
2.養生をします。
塗らない部分は、マスキングテープや新聞紙などでカバーして、塗装対象部分以外にはかからないようにしてください。
3.塗料をよく混ぜ、容器に出します。
塗料内の顔料等が沈降している場合がありますので、塗料をよく混ぜてください。
の後、適量を容器に出して使用してください。出しすぎると塗料が乾いてきて塗りづらくなります。
4.ハケやローラーで塗装します。
溶剤でうすめると性能が著しく低下しますので、うすめずにそのままお使いください。
塗装直後、雑巾・ウエスを使って木材が吸いきらなかった余分な塗料をふき取りながらすると、刷毛目やムラを軽減できます。
早すぎると色が薄く、遅すぎるとムラの原因になってしまいますので、目立たないところでコツをつかんでから進め
てください。
5.2~3 回塗り重ねをします。
1回塗りでは耐久性が弱かったり、塗りムラが残ったりするので、乾燥後に2回以上重ね塗りをするのがおすすめです。
重ね塗りの際はしっかり乾燥時間を確保してください。
6.片付けをします。
使い終えたハケや用具は、新聞紙などで塗料をふき取ってから、ペイント用うすめ液(油性塗料の場合)等で洗ってください。
残った塗料はしっかりとふたをし、直射日光や高温・多湿、雨水、潮風を避けて保管してください。
浸透型塗料を使った屋外木部の塗装は、DIYでも簡単にできる作業です。
この記事を参考に、ぜひご自宅の屋外木部を美しく長持ちさせてください。