STAFF BLOG
スタッフブログ

HOMEブログスタッフブログお風呂のカビ対策!最後はお湯?水?扉は閉める?

お風呂のカビ対策!最後はお湯?水?扉は閉める?

2025-03-09

こんにちは。福知山市の工務店 HORI建築 スタッフの山口です。

 

浴室のカビ、本当に困りますよね!毎日使う場所だからこそ、清潔に保ちたいものです。

「入浴後、壁にお湯をかける?水をかける?」「浴室の扉は開ける?閉める?」…カビ対策について、色々な情報があって迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、浴室のカビ対策について、換気扇の性能や状況に合わせて、最適な方法を詳しく解説します!

 

なぜカビが生えるの?カビ発生のメカニズム

まず、カビがなぜ発生するのか、そのメカニズムを簡単に理解しておきましょう。

カビは、

・温度:5℃~35℃(特に20℃~30℃)

・湿度:70%以上

・栄養:石鹸カス、皮脂、水垢など

この3つの条件が揃うと、爆発的に繁殖します。

浴室は、まさにカビにとって天国のような場所なのです。

 

入浴後、お湯をかける?水をかける?正解は…換気扇の性能次第!

入浴後、壁や床に「お湯をかけるべきか」「水をかけるべきか」。記事によってどちらもよくあります。

これは、お使いの換気扇の性能によって、正解が変わってきます。

ポイントは、「浴室内の水分をいかに早く乾燥させるか」です。

 

【ケース1】換気扇の換気能力が高い場合(浴室換気乾燥機や「強」運転があるなど)

換気能力が高い場合は、「お湯」 をかけるのが正解です!

・お湯でしっかり洗い流す: まず、熱めのお湯(45℃以上が理想)で、壁や床、排水口などに付着した石鹸カスや皮脂汚れをしっかり洗い流します。これらの汚れはカビの栄養源となるため、徹底的に除去することが重要です。

この温度のお湯は、カビを完全に死滅させるには不十分ですが、汚れを落としやすくする効果があります。

・「強」換気で素早く乾燥: 換気扇を「強」運転にし、浴室内の湿気を一気に排出します。壁や床の温度が高い状態から換気を始めることで、水分が蒸発しやすくなり、乾燥時間が短縮されます。

理由:

・換気能力が高い換気扇は、大量の空気を循環させ、湿気を効率的に排出できます。

・壁や床の温度が高いと、水分の蒸発が促進され、乾燥が早まります。

・結果的に、カビが繁殖しやすい高温多湿の時間が短くなり、カビの発生を抑制できます。

 

【ケース2】換気扇の換気能力が低い場合

換気能力が低い場合は、「お湯」で洗い流した後、「水」 をかけるのが正解です!

・お湯でしっかり洗い流す: ケース1と同様に、熱めのお湯で石鹸カスや皮脂汚れをしっかり洗い流します。

・水で温度を下げる: その後、冷たい水を壁や床全体にかけ、温度を下げます。

・換気扇を回す: 換気扇を回し、湿気を排出します。

理由:

・換気能力が低い場合、お湯をかけただけでは、浴室内の温度が下がる過程で、かえってカビが繁殖しやすい環境(20℃~30℃)になってしまう可能性があります。

・水をかけて温度を下げることで、この温度帯の時間を短縮し、繁殖を抑制する効果が期待できます。

・ただし、換気能力が低いと乾燥に時間がかかるため、カビが発生するリスクは残ります。

 

どちらの場合も「もうひと手間」でさらに効果アップ!

お湯をかける場合も、水をかける場合も、「水気を拭き取る」 という、もうひと手間を加えることで、カビの発生をさらに効果的に抑えることができます!

・スクイージーやタオルで水気を切る: 壁や床、浴槽などに残った水滴を、スクイージーや吸水性の高いタオルで拭き取ります。

・排水口のゴミを取り除く: 排水口に溜まった髪の毛や石鹸カスは、カビの温床になります。こまめに取り除きましょう。

 

浴室の扉、開ける?閉める?正解は…「閉める」!

「換気のために、浴室の扉を開けておいた方が良いのでは?」と思っている方も多いかもしれませんが、実はこれは 逆効果 です!

浴室の扉は、「閉めた状態」で換気扇を回すのが正解です。

・窓と扉を閉める: 浴室の窓と扉をしっかり閉めます。

・換気扇を回す: 換気扇を「強」運転(または適切なモード)で回します。

・換気時間を確保: 少なくとも2時間以上、できれば一晩中換気扇を回し続けるのが理想的です。

理由:

・扉が開いていると風圧が弱まる: 換気扇は、浴室内の空気を吸い込み、外に排出することで換気を行います。扉が開いていると、空気の吸い込み口が広がり、風圧が弱まってしまいます。

・風が浴室全体に行き渡らない: 風圧が弱まると、浴室全体に風が行き渡らず、特に床付近の換気が不十分になります。

・窓が開いているとさらに悪化: 窓も開いていると、空気の流れがさらに乱れ、床付近に湿気が溜まりやすくなります。

 

まとめ

換気扇の性能と状況に合わせて、最適なカビ対策を!

浴室のカビ対策は、換気扇の性能や状況によって、最適な方法が異なります。

・換気能力が高い場合: お湯で洗い流し、「強」換気で素早く乾燥

・換気能力が低い場合: お湯で洗い流した後、水で温度を下げて換気

・どちらの場合も: 水気を拭き取る「もうひと手間」で効果アップ

・浴室の扉は: 閉めて換気扇を回す

 

ご自宅の浴室環境に合わせて、最適なカビ対策を実践し、清潔で快適なバスタイムを過ごしましょう!

イベント情報
イベント情報
土地情報
土地情報
資料請求
資料請求