保育園遊戯室の建て方
この年齢になっても、建て方はワクワクします。
しかし、住宅の場合は社員達がチームで段取りをしていくので、私の出る幕は、せいぜい上棟式に参列させていただくことが役割になっています。
施設建築は私が担当しているので、遠慮なしの段取りで進めていけます。
だからワクワク感も、いつもより大きいのかも。逆に緊張もしていますがネ。
現場に朝陽と共に材料が搬入されます。(前日入れ)
今回は、HORI建築の大切なお客様の
京丹後市の日本インパクトさんに運搬の依頼をしました。
10T平車、二台満載での搬入です。運転ご苦労様でした。
保育園の遊戯室で大スパンを飛ばすという事を木造で行うため、富山県の㈱ATAさんの技術『構法ATA-truss』を採用しました。
片流れトラス(張弦梁)で上弦材は木材で圧縮を支え、下弦材は丸鉄鋼で引張を負担しそれぞれの材料の特性を最大限生かしたハイブリット工法になります。
プレカット加工は、特殊な加工など切削機械などを備えられている
鳥取の大山プレカット協同組合さんが木材加工を担当してもらいました。
いよいよ建て方開始。。
柱からですが、柱脚は特殊金物に挿入してピン設合でガチガチに固定します。
だから、これだけ長い柱が独立して立つことができます。
いよいよ、長いスパンを持たせるトラスの組立です。
木材に丸鉄鋼を特殊な金物を使用して組み立てをします。
組立が完了すると、一連一連吊り上げ鳶さんが納めていくという手順です。
一日目の作業で、骨組はほぼほぼ完了。
きれいな、木軸が完成しました。
ATAの技術指導担当者も、HORI建築の職人チーム
(木の家をつくる職人達)の手際の良さに逆に誤算
「一日でここまで組み立てられた」と、感心していただけました。
今日は、屋根仕舞です。
少し、お天気が心配ですが、基本中の基本、安全第一で作業を進めていきます。